京町家再生
●設計事例の所在地:
京都市
●面積(坪):
35坪
●建物の種類(大分類):
住宅関連
●メインの画像:
●メイン画像の説明文:
昔ながらの風情が残る町並み。その一角に存在する京町家を格子などを用い
温もりと味わいある昔ながらの表情に戻していきました。夜には温かな光が
格子からこぼれ出し、街行く人に安らぎを与えてくれていれば幸いです。
建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望:
築100年近い京町家であることから、水廻りが少し使いづらく
道路側正面も防犯のために締切っているため、風が通らなかったり
明るさが内部まで届かないといった不満を持たれていました。
●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など):
大正時代に建築された趣のある京町家の改修/リノベーションです。
「可能な限り、あるがままを残してください。」これはお施主様ご家族からの
ご要望でした。それほどまでに愛されている家/空間は幸せだろうな~と
思いつつ設計させていただきました。
あるがままを残しつつも大きく手を加えたのは3点。建物正面の意匠と
水廻り、そして迎えの間となる空間の設えでした。
既存部分と出来る限り違和感なく調和を保ちつつ、次の数十年を快適に
過ごしていただけるように心掛けました。
そして先人の知恵と工夫が一杯詰まった京町家の空間が新しい歴史を刻み
はじめました。
その他の画像:
街並みを見通す
玄関を開けると広がる土間空間
土間空間の見返し
迎えの間
火袋見上げ
洗面空間
道路との堺に設けたバッファーゾーン
坪庭を眺める縁側
玄関土間
外観